産婦人科ガイド

妊婦さんの日常生活と赤ちゃんへの影響

子宮の中の赤ちゃんは、胎盤とへその緒を通して、お母さんの血液から酸素や栄養をもらい、二酸化炭素や不要な老廃物と交換しています。他にお母さんが持っている免疫も、胎盤を通して赤ちゃんに移行します。

胎盤はいわば赤ちゃんの生命の源、お母さんと赤ちゃんをつなぐへその緒は命綱といえます。ただし、胎盤は赤ちゃんにとって迷惑なニコチンやウイルス、アルコール、薬なども通過します。

お母さんは、常におなかに赤ちゃんがいることを考え、自分の食べたものや飲んだものが、胎盤を通して赤ちゃんへ移行することを十分に認識して、赤ちゃんに悪い影響を与えるものは避けるようにします。

薬の影響
妊娠に気づかずに薬を飲んでしまっても、妊娠4週より前であれば、赤ちゃんへの影響はありません。それ以降であっても、用法・用量を守って服用していれば、まず心配ありませんが、妊娠に気づいたらすぐに服用を中止し、薬の種類や量、試用期間を産婦人科医に伝えましょう。

妊娠中に、かぜや頭痛、便秘など不快なことがあったら医師に相談し、産婦人科で薬を処方してもらうようにしましょう。市販約は効き目が穏やかなので、妊娠中に飲んでも問題ないものもありますが、自分で勝手に判断するのはよくありません。

アレルギーやぜんそくなど、持病のために、長期にわたって薬を使用している人は、妊娠前に主治医に相談して、妊娠に向けて薬の使用を調整する必要があります。

また、産婦人科では妊娠中に、おなかの張りを止める薬や鉄剤など、妊娠経過や赤ちゃんへの影響を考えて、薬を処方することがあります。副作用を心配しすぎて服用しない人もいますが、それで妊娠に悪影響を及ぼす可能性もあるので、産婦人科でもらった薬はキチンと服用するようにしましょう。

タバコの影響
タバコに含まれる一酸化炭素やニコチンなどが、胎盤の血流を悪くするので、赤ちゃんに酸素や栄養素が届きにくくなります。その結果、胎内で十分に成長できず、低出生体重児が生まれる確率が高くなります。また、タバコを吸うお母さんには、早産、常位胎盤早期剥離、周産期死亡が起こりやすいとも言われています。

母親の喫煙はもちろん、周りの人のタバコの煙も影響します。お母さんは禁煙し、周りの人にも近くで吸わないように理解を求めましょう。部屋に煙が充満しないよう、こまめな換気も心がけましょう。

お酒の影響
アルコールは胎盤を通過するうえ、血液に溶け込むのが非常に早いので、お母さんがお酒を飲むと赤ちゃんもお酒を飲んでいるような状態になります。

アルコール依存症のお母さんからは、発育異常、胎児性アルコール症候群が生まれやすいといった報告や、妊産婦の血液中のアルコール濃度が高いと、退治や新生児の脳の重さや増加が抑えられることもあるという報告もあります。

レントゲン・電磁波の影響
胸や歯のレントゲン撮影程度であれば、ほとんど影響ないと考えられていますが、妊娠のことは必ず医師に伝えます。レントゲン撮影するかどうかは医師が判断します。

電磁波の退治への影響は、まだ不明ですが、実際に電磁波の影響で形体異常の赤ちゃんが生まれたという報告は、今までのところありません。

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